CORRESPONDANCES |
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Saturday, April 19, 2003
見たくないものをきちんと見ない功罪 漫画でもアニメでもギャルゲーでもいいが一番人気の出る商品とは何だろう? 言うまでもなく見たいと思っているものを見せてくれる商品である。しかし、だからといって見たいものばかり見せてても仕様がない。『ドラえもん』がなんの脈絡もなく道具出すだけの漫画だったらあんなに受けることは無かっただろう。あれはのび太がジャイアンにいじめられるという行為を経て、初めて道具を出すシステムになっている。そして、のび太が復讐をするシーンを見て溜飲を下げるわけだ。つまり、見たくないものを適度に見せることによって、見たいものをより見たい! と思わせることができるわけである。ベタな表現をすれば「緊張と緩和」である。 しかし、いくら後で溜飲が下がるといっても見たくないものを見せるシーンの表現の仕方があんまりまずいと、あとでいかに爽快なシーンが待っていても人気が出る無い。のび太に対するジャイアンのイジメが口の中にウンコをつめて針で縫いつける何て行為だったりしたら『ドラえもん』があんなに人気が出ることは無かっただろう(俺は読みたいが)。つまり、見たくないシーン、不快なシーンをどのように見せるかこそが人気出る作品とそうでないものを分けるヒミツなのである。 今現在、見たくないものを上手く表現する漫画家が多く存在する雑誌は『少年サンデー』だろう。『金色のガッシュ』は見たくないシーンも勢いで突っ走るし、『名探偵コナン』は殺人シーンを爽やかに描くし、『焼きたてじゃパン』はギャグで押し切る。というか、小学館自体、もともとこういう漫画家を育てるノウハウに長けているのかもしれない。 ……さて。ここで個人的な話になるが、私は子供のときからどうしてもこうした見たくないものを上手く描く作品と言うものを読んで楽しむ自分に、心の奥底でこれでいいのだろうかという罪悪感のようなものを抱いていた。いや、もちろん面白い。今も妹が私の後ろで『金色のガッシュ』に夢中になっているし。しかし、だ。こうやって見たくないものを流すように読んで、見たいものばかりを頭に垂れ流すということに慣らされるというのはやはりとんでもなくまずいことなのではないだろうか? 例えば、その最も代表的な例は今度のイラク攻撃。結局、大量破壊兵器も見つからなかった、テロも起きなかった、人民の解放の為の攻撃なのに対人地雷やクラスター爆弾や劣化ウラン弾といった何十年もの子々孫々に影響を受ける兵器もどんどん投入した。それにも関わらず、「あの戦争をやってよかった」と答えたアメリカ人はなんと8割!! 何をどう考えてもあの攻撃の見たい部分しか見ていないからこそ出てくる結果であろう。これはメディアが皆が見たがる部分しか見せなかったからの結果でもある。もちろん、見たくないものも適度に見せつつ、ね。 多分、私は子どものときからどこかでこういう見たくないものをきちんと見ないという姿勢がいかに人間を馬鹿にするかと言う事実に気付いていたのだろう。だから、高校の時は岡崎京子や根本敬のようなリアルを見せてくれる漫画家に傾倒したのだとも思う。で、この感覚が割と周りの人間はどうも持ててないらしいんだな。状況証拠しかない林真須美が死刑になっちゃったのもこういう思考しかもてない人間たちの雰囲気に裁判官が飲まれたからだろう。皆が観たいのは死刑になる真須美ちゃんだったからだ。私は林真須美が無罪にならないようなら日本にはもう住みたくないと言っていたら周りから変な目で見られてしまったし……。 だから、もちろん『焼きたてじゃパン』も『金色のガッシュ』も大好きだし『ドラえもん』も名作だとは思うし、大いに楽しめばいい。しかし、やっぱりあれは見たくないものからある程度目をそらさしているから面白いんだと肝に銘じて、どういう戦略でそういう現実逃避をさせてくれているのかぐらいのことは考えながら読んで欲しいとも思うのだ。いかに、世の中は私たちが見たいものだけ見せようとしているか、見たくないけど見なくてはいけないものを封じ込めてしまっているか、ということをね。そして、逆にその戦略を利用してメリケンや北朝鮮どもを日本の思う方向に誘導できれば万々歳だ!! 無理だよな……。 Friday, April 18, 2003
今日は北川潤のお誕生 北川潤というのは『Kanon』というゲームに出て来る主人公・相沢祐一の男友達と言う位置付けのキャラである。そして、私の中ではあのゲーム1キャラだったりする。彼を好きになった最初の理由は祐一が転校してきたその翌日に早くもその名前を忘れ去られているのを見てから。正直、転校して初めて声をかけてくれた同性の友達の名前をいとも簡単に忘れ去ってしまうという時点で俺ならそんな奴との付き合いは止めるが、北川はそれでもきっちり良い友達を演じるわけである。なんていいやつだ! その時、心の底から「どうしてこいつが主人公じゃねえんだ!」と思ったものだ。案の定、その後の相沢祐一は病気で死にかけている女とSEXするわ、自分の記憶と代償に人間の姿になって会いに来てくれた狐さんとも容赦なくやるわ、親友を傷つけてしまった罪悪感に苛まれて「贖罪のために私を犯して痛めつけてくれ!」とどう見ても自暴自棄になって早まった行為をしようとしている女を本当にやってしまうわ、どこからどうみても鬼畜キャラにしか見えず、おかげで私は未だに『Kanon』を純愛ゲームとは思えないと言うわけである。 まあ、ということで、こんなゲームは1度やれば十分だったのだが、この作品から派生したSSやキャラ萌え系のサイトの方は面白かったので、その後もこのゲームとは色々とお付き合いする機会が多かった。そんな中でやっぱり北川は祐一の刺身のつま、引き立て役、不幸キャラという扱いをされているのが多かった。いや、こんな異常な世の中で善人であろうとすればひどい目に合うんだ、というのはよく分かる。しかし、祐一が正義で良い奴っぽく扱われているのはどうなんだ! 自分の都合の悪いことは全部忘れるわ、友達の名前も忘れるわ、チンポに節操は無いわ、どうみて最低キャラじゃないか。いや、要領はいいんだろう。でも、要領がいい奴が要領の悪い奴の唯一のすがりどころである善人や人格の良さという部分まで持っていってしまうようでは、あまりにこの世は最低で生きる価値は無いじゃないか! しかも、それをなんで現実逃避のツールであるエロゲーやギャルゲーで表現されるかなあ。もう、僕に逃げ場は無いのか! ということで、ますます私はこの北川というキャラが気になってきたのである。今では私のように北川に同情した方々や彼の繊細な部分の良さに気付いた方々は増えてきていますけどね。そんな彼もお誕生日♪ いっぱい恋愛して、いっぱい色んなこと体験して、人の痛みをより理解できる人になってほしいですね。 Thursday, April 17, 2003
BLOGGER導入 BLOGというのは9.11のテロ以来、アメリカでの政治意識の高まりと共に爆発的に普及したメディアである。FTPを使わずとも文章がアップでき、過去ログ整理も勝手にやってくれる、リンクを貼ったりするのも簡単、ということで個人的に楽にあらゆるニュース記事に物申したい人間たちが瞬く間にこれを利用するようになった。とはいっても、日本では『2ちゃんねる』というものがあって自分の意見が気軽に垂れ流せたりするから普及は難しそうだけど……。 しかし、過去ログの整理がすごく楽チンというのが私の心を捕らえてしまい、そんなBLOGを簡単に製作してくれるBLOGGERを利用しようと思ったのだ。過去ログ整理の面倒くささこそがHP運営を嫌にさせる最初の理由だからね。ところが私のサイトでこれを利用する上でものすごい壁が立ちはだかった。うちはZAQというCATVのプロバイダーを利用しているのだが、ここのHPスペースはケーブル回線でないとアップが出来ない。つまり、BLOGGER経由では無理と言うことである。 CGIは使えないはBLOGを使えないわで、いい加減にしてくれって感じだが、仕方なく無料スペースを借りて利用することに。よって、まだまだその楽チンさは実感できないでいるのだが、まあこれからでしょうかねえ。まあ、自分のテキストサイトを持ちたいけど上にあげた理由で面倒くさいと言う人は是非ご利用を。説明が全て英語なので始めは苦労すると思いますが(笑)。 参考LINK 『宇宙のステルヴィア』 第3話 どうやら学園ラブコメになりそうですね。もしかしたら『ナデシコ』と『学園戦記ムリョウ』の融合を図っているのかしら。相変わらずキャラの立て方が堅実で普通に感情移入できました。でも、佐藤竜雄監督の作品ってキャラクタ作りはメチャクチャ上手いけど、ものすごくはまってしまうようなキャラも出てこないよねえ。作り方が優等生的というか良くも悪くも冒険しないから心に残るキャラは生まれないんですよ。『ナデシコ』も『ムリョウ』もメチャクチャ好きだけど「好きなキャラは誰ですか?」と問われれば、「誰がいたっけ……?」としか答えようが無い(笑)。いや、そういう大人の姿勢は素晴らしいと思うんですけどね。ただ、そういう生ぬるさがイマイチ名前が知られていない理由かなという気はしますね。で、このアニメの主人公は何て名前だっけ(笑)? 『金色のガッシュベル』 第1・2話 おーもーしーれー!(c好事の宅) まあ、もともとアニメ化向きの素材でしたから余程のことが無い限りは良いものになるだろうと思っていましたが、音楽と大谷育江ボイスがついたおかげで漫画で読むより楽しいかも。とにかくこの漫画の魅力はキャラクタの可愛さと押しの強さで何気に黒いお話を勢いで楽しく読ませてしまい深みのあるお話が苦痛無しに楽しめてしまう、という部分でしたが、実に実にその良さが引き立てられてましたよ。よく分かっているスタッフに恵まれて良かった。今期のアニメでは間違いなく一番で、少年漫画のアニメ化では久々に長期政権が見込めそうなアニメですね。夢は大きく打倒ピカチュー! 大阪でも東京と同じ時間にしやがれ、チクショー! あー、しかし本当に可愛いな。キャラクタグッズ集めてしまいそうだよ。今週のサンデーのガッシュトランプの全プレにも応募してしまったし。早く、ティオ&恵やウマゴンも出てきて欲しいですね。……小学館の戦略に乗せられてるね、俺(笑)。 日本経済の分水嶺 昨日、久々に『プロジェクトX』を見ました。はっきり言って、私が一番大嫌いな番組です(笑)。いや、単純に番組としての内容、完成度は今の垂れ流しテレビ界の中において群を抜く出来だと思うのですが、あれを見て何とか自分を慰めようとしている輩が大嫌いなのです。まだ、あそこに出て来る人間を見て『自分も頑張らなきゃと思った』というのなら(それもどうかと思うけど)わかるのですが、『自分が日本人であることを誇りに思えた』『昔の世代は偉大だった』とかいう感想をほざいている人間を見るとこの国の未来も本当にねえなあと鬱が入ってくるわけです。『新しい歴史教科書を作る会』と発想は同じですね。過去の歴史を何とか美化して、自分たちが日本人であるだけで偉いと思い込むようにしようと言う考え方。肩書きを誇りたがる奴は総じて小者しかいませんが、まだ東大出身や一流企業の人間というのなら自分で掴み取ったものだから理解できる。しかし、日本人なんて肩書きはたまたま生まれりゃもらえるもので、そんなもので自分を美化できると思えるのは、まあ、ただのゴミでしょう。だから『プロジェクトX』のような番組を見て何とかてめえの薄っぺらさを慰めようとしている人間がこの国に溢れていると思うと、あの番組見る度に鬱になるので私の精神衛生上見ないようにしていたわけです(笑)。 しかし、もちろんあの番組で取り上げられる人物が偉大であることに変わりは無いわけで。特に今回はあの戦後日本の最大の発明と呼んでもいい『TRON』ですから見ないわけにはいかなかったわけです。いや、実は正直「日本は実はかなり前からWINDOWSなんかよりはるかにすごいOSを開発していた」以上の情報は知らずに見たので、あそこまですごいとは思いませんでした。そりゃあ、あのOSを見たらアメリカは危機感を感じますな。番組ではスーパー301条のせいで『TRON』の開発は遅れたと言いますが、それよりももっと重大なのはやはり『日米構造会議』でしょう。たとえ、スーパー301条に『TRON』が適用されたとしても、裏で国家を挙げてあのOSの開発を進めていればよかったわけですが、『日米構造会議』の結果によって、日本はそれすらも禁じられてしまった。土地や建設業界への大量の公共投資をアメリカに強制され、コンピューターや遺伝子工学の投資する財も全てそちらに回す羽目になった。その結果、バブル経済が生まれ、そして崩壊していくことになるわけですが……。 当時の日本の技術からいっても、経済力からいっても、あの時に『TRON』開発を推し進めていれば間違いなく今の大不況は無かったでしょう。そして、日本の技術発達は10年以上も遅れ、韓国や台湾にも追い抜かれてしまう始末。それでもコツコツ『TRON』の研究をやりつづけた男たち(笑)は立派だと思いますが、パーソナルコンピューターやスーパ-コンピューターの9割はマイクロソフトに握られるような現状では逆転は不可能でしょう。同じオープンソースのOSを求めていた中国はLINUXを適用しました。ここで『TRON』が知られていれば……、と思うと本当に無念でしかない。この10年の遅れはあまりに大きすぎた。まあ、これも50万人殺された怨念も忘れ、親米愛国とか言うわけの分からない国是を唱えつづけた馬鹿政治家たちと、そいつらに国をゆだねた馬鹿国民の憐れな末路でしょう。たしかに『TRON』を作ったのは日本人だ、しかしアメリカの外圧に安易に屈したのも日本人だ……。この状況を打破するにはやっぱり、戦争でもしてもう一度大敗して何もかもを灰燼と帰さしてリセットするしかないのですかねえ。私が生きているうちはそんな姿は見たくはありませんでしたがねえ……。 |
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