CORRESPONDANCES |
|
|
|
Monday, April 28, 2003
世の中の仕組みを描こうとするとアニメは失敗する。 『ガンダムSEED』と『奇鋼仙女ロウラン』。どちらも第一話から欠かさず観つづけているアニメなのですが、質としては『奇鋼仙女ロウラン』の方がはるかに上にしても、この2作品には共通点がありますね。それは正義が存在しないこと。どちらの作品も単純に2つの勢力が争う構図になっていますが、その2つの勢力のどちらも正しくもなければ、間違ってもいない。 『ガンダムSEED』は核で虐殺されたトラウマを持つザフトのコーディネーターが地球連邦に復讐を果たそうというお話ですが、ザフトの動機は分かりやすいし、逆に降りかかった火の粉は地球軍も払わずにはおられん。しかし、単純に感情移入できるのはそりゃあザフトですわな。でも、描かれるのは圧倒的に地球連邦の描写。ガンダムは元々勧善懲悪では割り切れない作品ですが、それでもコロニー落として人類を粛清しようと言うシャアに振り回されるよりはアムロを応援しますわな。なんだかんだいって、その線引きは守りつづけたからガンダムはあれだけ受けたと思っているのですが、ただやっぱりそういう線引きは有害以外の何者でもないですよね。世の中を悪と善だけで受け取るのは馬鹿の再生産を繰り返すだけですからね。そういう意味では主人公の性格を最悪に描いて、今週ではニコルという唯一の良心的キャラをできるだけ残酷に殺そうとするこのアニメの思想部分だけは支持したいとは思いますよ。ただ、そんな複雑な図式を描くにはスタッフの実力が無さ過ぎますわな(笑)。 そういう意味では『奇鋼仙女ロウラン』はまだマシですね。初めに萌えさせられた妹キャラも一途なキャラもみーんな実は道徳的には悪人だったという。キャラの立て方ではまだ『ガンダムSEED』よりはできているので、それなりに裏切られた感はありました。でも、やっぱり下手は下手だけどね(笑)。そのあとにやっている『プリンセスチュチュ』の方が受けてるしね。で、キャラの立て方が下手だから、初めに視聴者を惹き付けるのに失敗して、裏切られる展開に持っていった頃には誰も見ていなかったという……(笑えません)。 やっぱり初めから勧善懲悪的な線引きをしないとエンターテインメントは成立しないってのはよく分かりますよ。でも、イラク攻撃や北朝鮮問題ですらそういう図式で見ようとしている人間があまりに多い現状を見るとちょっとは馬鹿を作らないアニメも考えてくれとも思うよなあ。でも、押井守ですら何気に見たくないものは観なくてすむように仕組んだ作品作りをしているしなあ。 だから、あれだ。『明日のナージャ』あたり今後ストーリーを変えていこう。まず、怪盗『黒バラ』がある日盗った宝石が実はその貴族の奥さんの形見で失意のままその貴族は自殺すると。でも、その宝石を売ってバラ撒いた金のおかげで病気の父親を抱える子どもに病院へ連れて行く金が出来て父親は助かると。しかし、治ったところでその父親は働くところが無いので困り果てる。一方、その貴族の息子が父の復讐を果たそうと殺し屋を雇うことにする。その雇われた人間がまさにその貧民の父親。お腹をすかせた子どもを救うべく、一生懸命になって怪盗の正体を探るうちについに父親は黒バラがフランシスという名の貴族というであるということを知る。彼の奉仕精神を知った父親は、「お恵みくだせえ」と言いながら近づいて同情を引き、フランシスが近寄ったところで後ろ手に隠したナイフで一気に一刺し。一方、その頃旅芸人一座でフランシスの子どもを身ごもっていたナージャはフランシスを殺した黒幕に復讐を果たそうとその子を仕込む計画を練るのであった……。 素晴らしい……。今週の『カレイドスター』も途中でやっぱりトランポリンの出演を降ろされたあの意地悪な娘たちも影で必死に頑張っているとかそういう描写を入れて欲しかったよね。と、最後にまだあのアニメを見ることの出来ない東京人に嫌がらせしておしまい(笑)。 参考LINK Saturday, April 26, 2003
メイド・イン・ジャパン 私はあんまりコスチュームから性欲が喚起されることはなく、グラビアモデルの写真なんか見てもピンクの突起(上でも下でも見えればよしw)を見せずして何の意味がある! と、怒っちまうタイプなのだが、ただ一つだけスクール水着だけは見ると無条件で前立腺への分泌が促進されてしまうのである。といっても、今スクール水着と聞いてあなたが思い浮かべたオナゴとは10年以上の差異があると思う。『ギャラクシーエンジェルA』のEDでミントがスクール水着を着ていたとか聞いても何も感じない。それよりも成熟期を迎えた女性、具体的に言うなら18歳から35歳ぐらいまでの女性がなぜかスクール水着を着てしまうという姿を見るとダメになるのである。昨日は木工用ボンドの『ミズギズム』という本を買ったのは良いが、ストライクゾーンに入る水着は一つしかなかったので少し寂しい思いをしたところである。 以前、とある科学者がその著書の中でチェック柄のスカートを見るとどうしてもフェティシズムを感じてしまうみたいなことをカミングアウトしていた。そして、その原因は中学校時代に近くのお嬢様学校に通学していくオナゴたちをずっと憧れの目で眺めていたのだが、その時の制服がチェック柄のスカートだったからじゃないかと言っていた。そこで、私の18歳以上限定のスクール水着好きの理由を探ってみたところ、どうも小学校3年の時に通っていたスイミングスクールに原体験があるのじゃないかと思った。たしかにあの時がリアルな大人の女性と密なコミュニケーションをした初体験だった。スイミングスクールの水着は厳密にはスクール水着とはいえないが、ダサさでは全然負けてなかった。ついでに言うなら未だに井上晴美のような元水泳選手出身のいかり肩なグラビアアイドルには弱い。あの頃に見たスイミングスクールの先生方が未だに記憶の中にこびりついているのだろう。 と、まあそんな感じでフェティシズムというものは記憶から喚起されるものであると思うのだ。看護婦、レースクイーン、メガネッ娘など、あなたのフェティシズムも探ってみればなにかの記憶に行き着くと思う。しかし、そんな中でどうしても謎なフェチがある。メイドである。この中流階級が大部分を占めるこの国でメイドさんに接する機会ってあるのか? 子どもの時に『ハウス名作劇場』にはまっていてそこに出てきたとかそういう体験が元になっているのだろうか? しかし、メイドなんていたかなあ。いたとしてもあんなアホみたいにフリフリなコスチュームだったっけ(笑)? しかも、このメイドフェチの量はかなりのものだ。エロゲーでも古くは『河原崎家の一族』、最近では『椛』や『果てしなく青いこの空の下で……』、どれもストーリーはともかく私的には全然こなかったのだが、売上げを見るとやっぱり純粋なメイド好きが支える市場とは馬鹿にならない。あるいはメイドフェチはウェイトレスあたりから派生した方々なのだろうか? 『Piaキャロット』や『猟奇の檻』の売上げなんかはそれで説明がつく。しかし、今あれらのジャンルは廃れているが、傍流であるはずのメイドだけは生き残った。ああ、謎だ。最終的には『花右京メイド隊』なんてものまで出てくるし。謎だ! 実は私だけがこれまで生きてきて1度もメイドコスチュームを間近で見たことないだけなのか? 小学校4年の時に熱出して3日ほど休んだが、その時にみんなでメイドを見に行ってたとでも言うのだろうか。あるいは、実はメイドさんがショウケースに飾られているデパートでもあるのだろうか? どこだ、そこは。隠してないで教えてくれよ。 あー、ある日突然、友人とメイドというものに関する会話が出てきた時に、俺だけついていけないという自体になったら、その時はどうすればいいんだ。きっと、友人は無知な俺を笑うだろう。いや、あるいは中途半端に優しさを見せて『ま、まあ、人間それぞれだから……』生ぬるい優しさを見せるかもしれない。やめてくれ、そんな気遣うような目で見るな。どうせ今日の晩寝る時になったら今日の俺の無様さを思い出して冷笑するんだろ。日記に「生まれて初めてメイドを見たことない人にあった」とか書くんだろ。だったら今その場で笑ってくれたほうがはるかにマシだ! だめだ。何とか知ったかぶりでも会話についていかなくては。メイドさんというものの生態を知識だけでも身につけておかなければ。あらゆるデーターを集めた結果、メイドさんという生き物は……。 ・炊事・洗濯・掃除、全てやってくれるらしい。 うーむ、これだけデーターが集まれば完璧だろう。例えば友人が「昨日、メイド見てさあ」とか話題を振ってくれば「あー、俺も見た見た。慌てて○ん○ん出したよ。そしたらごっつしゃぶってくれたね。本当にあれって便利だよなあ。俺も金が入ったらロボットのやつでも良いから欲しいよ」……。 完璧だ!
参考LINK Friday, April 25, 2003
お眼鏡にかないたい。 最近は豆からコーヒーを立てるようにしているんだ。たて方を経験者に聞いてね。やっぱり、朝一番最初に口に入るものは良いものであった方がその日一日気分よく過ごせそうな気がするからね。ところがコーヒーをいたてたのは良かったけど朝食となるパンがなかった。おいおい、僕としたことがうっかりミス。これでは気分のいい朝なんて迎えられないじゃないか。仕方なく、コンビニでサンドウィッチを買いに行ったんだけど、そしたらやっぱり神様はいたんだね。ちょうどお会計が777円になったのさ、縁起良い数字だと思わない? 小さなことだけど何だか幸せな一日になりそうな爽やかな朝。 ということで、本日はHの時に眼鏡は装着するべきかどうかということについて熱く語りたい。え、何でこんなこと思ったか? あれからコンビニから帰った僕は、昨日録画した『学園戦記ムリョウ』のカセットの入ったデッキにスイッチを入れたのさ。やっぱり、爽やかな朝は爽やかなアニメを見なくてはね。今回は村田始と守山那由多が本格的に出会う回。この2人は僕がこれまで見てきたアニメの中でも5本の指に入るベストカップルだと思うよ。気が強く負けん気の強い那由多ちゃんと、計算通りなのか天然なのか分からないけど場をコントロールする才能に長けている始。那由多ちゃんが張り詰めさせた雰囲気を始がゴムのように緩めるって分けだね。ストーリーは進み無意識に手をつないで那由多を引っぱる始君。改めて見直してみると距離を縮めるのは本当に早かったんだな、この2人。それにしても、この2人は見ていてつくづく思っていたことが一つあるんだな。始くんは緊急時にでも眼鏡を探すことを最優先してしまうど近眼。そんな始君はHの時でも眼鏡はつけたままなのだろうか? と、ふと疑問がよぎっちまったってわけさ。 とりあえず、脳内で2人にプレイしてもらった。 「守山さんのシングウはすごいかもしれないけど、僕のシングウも実はすごいんだよ」 おっと、ちがった。これはCパターンだ。……まあ、ともかく男女の立場が逆なら問答無用で眼鏡装着なのだが、女性の場合は男と違って目を細めてみないとわからないあれやこれやが隠れているってわけさ。茂みの中から無事に草刈を果たすには柔らかい部分を探り当てなきゃならんわけさ。まあ、しかし、それも双丘の中に入ることになれば割と感覚でも何とかなる。つまり、入り口部分以外は不要なわけだ。だけど、その入り口部分が一番大事なのさ。そこの扱いをあやまったら結構寂しいことになる。だからメガネは必要だとは思う。しかしあのメガネの分の距離の分だけ密着できないのは痛い。僕なんかはそれでも舌も指も長いから何とかなるけど、そうじゃない人はどうすればいいんだ? 特に始なんてどうみても色々短そうだ! ちなみに周りに意見を聞いてみると圧倒的に装着していることが多かった。シャワーを浴びてもわざわざ装着してからベッドに向かうらしい。各言う僕も装着派なんだけどね。ただ、どうみても天然夢精帝王の村田始くんではメガネで見えるからといって何が上手くいくとも思えない。ましてや相手も鋼鉄の処女の那由多ちゃんだ。やっぱり、ある程度は勢いで突っ走っていかないといけない。その時にメガネの分の距離はあまりに邪魔なのだ。もし、初めに失敗したらあまりの激痛に那由多ちゃんのことだから男性不信になって一生シングウのままで生きるとか言い出すかもしれない。ああ、始くん。どうして君はそんなど近眼に生まれてしまったのさ。このままじゃ夜も眠れないYO! ……やっぱり手としてはこれしかないかな。 「やだ、ちょっと、そんなとこ覗かないでよ」 そして、その後シングウと化した那由多は始を殺した後、男性不信に……、だからダメだって!! まあ、しかしやっぱりコーヒーに限らず豆の立て方は経験者に聞くのが一番、ってね。 ……さて、昼飯食うか。まだカレーが残ってたよな。 参考LINK Thursday, April 24, 2003
聖戦記エルナサーガ 当サイトのお客さんに勧められたので今さらながら読んだ。何というかたしかに世界観は練りこまれていると思う。何よりも魔法を使えないことが逆に重要になるというアイデアはよく考えついたと思う。イマイチ消化不良ながらも広げた風呂敷をきっちり畳んだのも評価したい。漫画のファンタジーものってそんな基本的なことが出来てないものが多いからねえ。『バスタード』とか『精霊使い』とか(『ファイブスター戦記』も実はやばいんじゃないかと思っている今日この頃w)。 しかし、やっぱりエンターテインメントものとしてはいかがだろう? ネタを消化するだけでキャラに対する掘り下げが不足しているのはいただけない。どう見てもキャラクタをクローズアップして盛り上げる手法をとっているんだから、もっと萌えシチュとかエピソードとか欲しかった。そんな中で非常によくできていたのはエイリークというキャラクタ。役立たずの王、孤立無援の王。基本的にこの手の人間に同情することはないのだが、このキャラばっかりはあんまりにも可哀相過ぎて思わず入れ込んでしまった。それだけにエルナとの絡みをもう少し見たかった気もするし、エルナのエイリークに対する思い入れも見たかった。っていうか、エルナはあっさりシャールヴィになびき過ぎです(笑)! その点、エイリークの相手であるシグルーンは良かったね。怨恨とか何だいっても女性ってやっぱり母性が全てに優越する生き物だと思うもの。アメリカでも銀行強盗に3日間人質にとられた女性がずっと犯人の話相手役をやってたんだけど、警察にその犯人が撃たれたら涙を流したというエピソードもある。だから『銀河英雄伝説』読んだ時、心の底からアンネローゼって嫌な女だと思ったもん。どんな経緯にせよ何年も連れ添っていれば多少はあの皇帝にも何らかの感情を抱くだろうと思いきや、何もねえし。いや、田中芳樹先生にそんなもん期待すんのが間違っているけどさあ(笑)。まあ、そんなこんなでこの作品では一番良く描かれていたのがこのエイリークというキャラなんだけどそれだけに最期は納得いかねえ! 報われないにもほどがあるだろ。いや、最後の最後で人の役に立てたんだから幸せなのかもしれないけど、それだったらシャールヴィも殺さなきゃ公平ではないじゃないか! まあ、それでももう少し話題になってもよいのでは? という作品ではありましたね。全13巻だし、1巻1話のペースで1クールのアニメにしてくれれば絶対見ますよ。『エルナサーガ2』はどうしようかなあ……。 今週の『金色のガッシュ』!! キャンチョメ(ところで喜屋武著目と変換されたが喜屋武著ってどういう意味だ?)の回。おそらく、今後ガッシュグッズが子どもたちの間で流行り始めた時にガチャポンやトレーディングカードでこいつが出るたんびにうざがられるだろうキャラ(笑)。囮役でも与えられれば喜んでしまうところに魔界での悲惨さが窺える(笑)。しかし、この手のキャラがやたら良い役割を与えられるのがこの作品の醍醐味。今後に期待! それにしてもこれまでどちらかというと、戦闘を通しての敵キャラの掘り下げがメインだったスト-リー展開が、いよいよロード編で大イベントモードに入ってきましたね。相手が1000年前の魔物と言うことで作品をさらに続けるための延命策でしょうか? 何にしてもこれからしばらくは息抜き部分は無さそうなので、素直に楽しめるかどうか不安な感じです。
Sunday, April 20, 2003
受け手が見たくないものをどう見せるかで作品の8割が決まる 皆がみたいものを見せるだけでは作品は成立しない。見たくないものを見せるから、より見たいものを見たいと言う意欲は高まる……。みたいな話を昨日やりましたが、はっきり言って見たくないものを上手く見せた時点でその作品は8割は成功すると言ってよいでしょう。見たいものは製作者も「見たいもの」なわけだから、どうとでも表現できるし。なんてなことをものすごく実感させられるアニメが大阪では土曜に2本流れてます。まず夕方6時半から始まる『カレイドスター』。至って王道の物語で、周りの俳優のいじめ、友情、先輩からのいびり、励まし、オーナーから与えられる試練……。これらを乗り越えていき、そらという主人公がカレイドスターと言う世界一有名なサーカスステージでトップスターにのし上がっていくサクセスストーリーです。正攻法のお話だからこそ、製作者の実力がもろに出てしまう作品であるわけですけれど、本当によくできてる。主人公を思考より感情、考えるより行動を起こすキャラクタにして、イジメやらなんやらを受けても平気そうに見せる。それでもって、占いを通してアドバイスをくれる人形なのか何なのかよくわからん奴を据えることによりモノローグ部分も排除。 第3話のストーリーで言うなら、シンデレラの舞台に唯一選ばれず、おもちゃ配りをすることに→負けず嫌いなので衝動的にがんばる→しかし、やっぱり衝動だけでは何も出来ない→オーナーにチクリとやられる→さらに負けず嫌いさでがんばるが、その負けず嫌いさが悪い方に出る→オーナーに怒鳴られる→人形に占いでアドバイスを受ける→成功……、うむ、プロットを立てた時点でよほど下手な監督でもない限り成功するだろう。しかしこれが主人公を負けず嫌いにしなくて、なおかつあの人形がいないというストーリーなら……。シンデレラの舞台に唯一選ばれなかった→落ち込むが仕方ないのでおもちゃ配りをやる→落ち込んでいるので上手くできるわけが無い→オーナーにちくりとやられる→ますます落ち込んで鬱になる→なんとか残り少ない気力を奮い立たせてグチグチ考えてみる→それでもうまくいかない→オーナーに怒鳴られる→頭がぐしゃぐしゃになりどうにもならなくなる→周りの友人は無責任に「がんばれ」としか言わない→鬱病患者に『がんばれ』は最大のタブー→目の前が真っ暗になる→失意のうちにサーカス団を辞める→日本に帰国するが人生に張り合いがなくなる→自暴自棄になり碌でもない男と付き合い始める→殴られつづけ青痣だらけになる→騙されて500万の借金を背負う→生命保険で返すために(以下略)……、ああ、そらたんがー、そらたんがーーーーーーー!! てなわけで、この作品は主人公の性格によって見たくないものを見せられるシーンでも苦痛を感じないで見られるというわけです。まあ、大地丙太郎の『こどものおもちゃ』的手法ですね。現実でああやって生きようとするのは不可能だろうけど(笑)。それでは続いて深夜にやっている『成恵の世界』というアニメを見てみましょう。 この作品は、飯塚和人くんが七瀬成恵にごく普通に恋をし、ごく普通に告白して、ごく普通に恋人同士になるというストーリーです。ただ、一つ違うことは七瀬成恵は宇宙人だったのです、というストーリー。さらにこのストーリーが違うところは、奥様と違って成恵は自分が宇宙人だと公言しているところ。しかしながら、周りは誰も信じるはずがなく、クラスではキチガイ扱いされてのけものにされ、ウザイ宇宙オタのメガネ女に追いまわされ……。もちろん、宇宙人だということが本当に分かれば、それはそれでひどいめに合う事間違い無し。ええ、自分が異端のものだと知られたときの世間の反応はすごいですよ。電車の席に座ってても「ドケ!」と怒られたり、手を洗ってたら「国へ帰れ」と言われて後ろから蹴られたりね。しかし、もちのろんのことこんな見たくないものを具体的に描いても視聴者は逃げていくだけ。誰だって自分の醜い部分なんざ見たいわけが無い(笑)。自分の見たくないことから目をそらすためなら、教科書だって作り変えようとでもしますからね、ゲヘゲヘ。 そんな世間から成恵ちゃんはどう逃げるかというと、和人ともう一つ自分たちだけの宇宙を作っちゃうわけですよ。もう、嫌になったら大好きなダーリンと引きこもっちゃえばいい。周りなんかどうでもいい。それにも関わらず、第3話で惑星日本監察庁に自分の星へ帰ることを勧められれば『私は地球で生まれました』……、愛しのダーリンと一緒に自分の星へ帰ればいいじゃん(笑)。ということで、いざとなれば自分の世界へ引きこもれることも知っているので、このアニメでも見たくないものを見せられるシーンを苦痛を感じずに見られるわけです。 それにしてもこんなものを浴びるように見て育った子どもというのはどうなるのでしょうかね。まあ、自分の見たくないものを見なかった結果と言うのは先の大戦で証明されましたが。そう考えるとアニメというジャンルがごく一部の人間のためのメディアになっていくのはPTAや宮崎駿さんとは別の意味で良いことだと言わざるをえないでしょうなあ(笑)。 参考LINK Saturday, April 19, 2003
見たくないものをきちんと見ない功罪 漫画でもアニメでもギャルゲーでもいいが一番人気の出る商品とは何だろう? 言うまでもなく見たいと思っているものを見せてくれる商品である。しかし、だからといって見たいものばかり見せてても仕様がない。『ドラえもん』がなんの脈絡もなく道具出すだけの漫画だったらあんなに受けることは無かっただろう。あれはのび太がジャイアンにいじめられるという行為を経て、初めて道具を出すシステムになっている。そして、のび太が復讐をするシーンを見て溜飲を下げるわけだ。つまり、見たくないものを適度に見せることによって、見たいものをより見たい! と思わせることができるわけである。ベタな表現をすれば「緊張と緩和」である。 しかし、いくら後で溜飲が下がるといっても見たくないものを見せるシーンの表現の仕方があんまりまずいと、あとでいかに爽快なシーンが待っていても人気が出る無い。のび太に対するジャイアンのイジメが口の中にウンコをつめて針で縫いつける何て行為だったりしたら『ドラえもん』があんなに人気が出ることは無かっただろう(俺は読みたいが)。つまり、見たくないシーン、不快なシーンをどのように見せるかこそが人気出る作品とそうでないものを分けるヒミツなのである。 今現在、見たくないものを上手く表現する漫画家が多く存在する雑誌は『少年サンデー』だろう。『金色のガッシュ』は見たくないシーンも勢いで突っ走るし、『名探偵コナン』は殺人シーンを爽やかに描くし、『焼きたてじゃパン』はギャグで押し切る。というか、小学館自体、もともとこういう漫画家を育てるノウハウに長けているのかもしれない。 ……さて。ここで個人的な話になるが、私は子供のときからどうしてもこうした見たくないものを上手く描く作品と言うものを読んで楽しむ自分に、心の奥底でこれでいいのだろうかという罪悪感のようなものを抱いていた。いや、もちろん面白い。今も妹が私の後ろで『金色のガッシュ』に夢中になっているし。しかし、だ。こうやって見たくないものを流すように読んで、見たいものばかりを頭に垂れ流すということに慣らされるというのはやはりとんでもなくまずいことなのではないだろうか? 例えば、その最も代表的な例は今度のイラク攻撃。結局、大量破壊兵器も見つからなかった、テロも起きなかった、人民の解放の為の攻撃なのに対人地雷やクラスター爆弾や劣化ウラン弾といった何十年もの子々孫々に影響を受ける兵器もどんどん投入した。それにも関わらず、「あの戦争をやってよかった」と答えたアメリカ人はなんと8割!! 何をどう考えてもあの攻撃の見たい部分しか見ていないからこそ出てくる結果であろう。これはメディアが皆が見たがる部分しか見せなかったからの結果でもある。もちろん、見たくないものも適度に見せつつ、ね。 多分、私は子どものときからどこかでこういう見たくないものをきちんと見ないという姿勢がいかに人間を馬鹿にするかと言う事実に気付いていたのだろう。だから、高校の時は岡崎京子や根本敬のようなリアルを見せてくれる漫画家に傾倒したのだとも思う。で、この感覚が割と周りの人間はどうも持ててないらしいんだな。状況証拠しかない林真須美が死刑になっちゃったのもこういう思考しかもてない人間たちの雰囲気に裁判官が飲まれたからだろう。皆が観たいのは死刑になる真須美ちゃんだったからだ。私は林真須美が無罪にならないようなら日本にはもう住みたくないと言っていたら周りから変な目で見られてしまったし……。 だから、もちろん『焼きたてじゃパン』も『金色のガッシュ』も大好きだし『ドラえもん』も名作だとは思うし、大いに楽しめばいい。しかし、やっぱりあれは見たくないものからある程度目をそらさしているから面白いんだと肝に銘じて、どういう戦略でそういう現実逃避をさせてくれているのかぐらいのことは考えながら読んで欲しいとも思うのだ。いかに、世の中は私たちが見たいものだけ見せようとしているか、見たくないけど見なくてはいけないものを封じ込めてしまっているか、ということをね。そして、逆にその戦略を利用してメリケンや北朝鮮どもを日本の思う方向に誘導できれば万々歳だ!! 無理だよな……。 Friday, April 18, 2003
今日は北川潤のお誕生 北川潤というのは『Kanon』というゲームに出て来る主人公・相沢祐一の男友達と言う位置付けのキャラである。そして、私の中ではあのゲーム1キャラだったりする。彼を好きになった最初の理由は祐一が転校してきたその翌日に早くもその名前を忘れ去られているのを見てから。正直、転校して初めて声をかけてくれた同性の友達の名前をいとも簡単に忘れ去ってしまうという時点で俺ならそんな奴との付き合いは止めるが、北川はそれでもきっちり良い友達を演じるわけである。なんていいやつだ! その時、心の底から「どうしてこいつが主人公じゃねえんだ!」と思ったものだ。案の定、その後の相沢祐一は病気で死にかけている女とSEXするわ、自分の記憶と代償に人間の姿になって会いに来てくれた狐さんとも容赦なくやるわ、親友を傷つけてしまった罪悪感に苛まれて「贖罪のために私を犯して痛めつけてくれ!」とどう見ても自暴自棄になって早まった行為をしようとしている女を本当にやってしまうわ、どこからどうみても鬼畜キャラにしか見えず、おかげで私は未だに『Kanon』を純愛ゲームとは思えないと言うわけである。 まあ、ということで、こんなゲームは1度やれば十分だったのだが、この作品から派生したSSやキャラ萌え系のサイトの方は面白かったので、その後もこのゲームとは色々とお付き合いする機会が多かった。そんな中でやっぱり北川は祐一の刺身のつま、引き立て役、不幸キャラという扱いをされているのが多かった。いや、こんな異常な世の中で善人であろうとすればひどい目に合うんだ、というのはよく分かる。しかし、祐一が正義で良い奴っぽく扱われているのはどうなんだ! 自分の都合の悪いことは全部忘れるわ、友達の名前も忘れるわ、チンポに節操は無いわ、どうみて最低キャラじゃないか。いや、要領はいいんだろう。でも、要領がいい奴が要領の悪い奴の唯一のすがりどころである善人や人格の良さという部分まで持っていってしまうようでは、あまりにこの世は最低で生きる価値は無いじゃないか! しかも、それをなんで現実逃避のツールであるエロゲーやギャルゲーで表現されるかなあ。もう、僕に逃げ場は無いのか! ということで、ますます私はこの北川というキャラが気になってきたのである。今では私のように北川に同情した方々や彼の繊細な部分の良さに気付いた方々は増えてきていますけどね。そんな彼もお誕生日♪ いっぱい恋愛して、いっぱい色んなこと体験して、人の痛みをより理解できる人になってほしいですね。 Thursday, April 17, 2003
BLOGGER導入 BLOGというのは9.11のテロ以来、アメリカでの政治意識の高まりと共に爆発的に普及したメディアである。FTPを使わずとも文章がアップでき、過去ログ整理も勝手にやってくれる、リンクを貼ったりするのも簡単、ということで個人的に楽にあらゆるニュース記事に物申したい人間たちが瞬く間にこれを利用するようになった。とはいっても、日本では『2ちゃんねる』というものがあって自分の意見が気軽に垂れ流せたりするから普及は難しそうだけど……。 しかし、過去ログの整理がすごく楽チンというのが私の心を捕らえてしまい、そんなBLOGを簡単に製作してくれるBLOGGERを利用しようと思ったのだ。過去ログ整理の面倒くささこそがHP運営を嫌にさせる最初の理由だからね。ところが私のサイトでこれを利用する上でものすごい壁が立ちはだかった。うちはZAQというCATVのプロバイダーを利用しているのだが、ここのHPスペースはケーブル回線でないとアップが出来ない。つまり、BLOGGER経由では無理と言うことである。 CGIは使えないはBLOGを使えないわで、いい加減にしてくれって感じだが、仕方なく無料スペースを借りて利用することに。よって、まだまだその楽チンさは実感できないでいるのだが、まあこれからでしょうかねえ。まあ、自分のテキストサイトを持ちたいけど上にあげた理由で面倒くさいと言う人は是非ご利用を。説明が全て英語なので始めは苦労すると思いますが(笑)。 参考LINK 『宇宙のステルヴィア』 第3話 どうやら学園ラブコメになりそうですね。もしかしたら『ナデシコ』と『学園戦記ムリョウ』の融合を図っているのかしら。相変わらずキャラの立て方が堅実で普通に感情移入できました。でも、佐藤竜雄監督の作品ってキャラクタ作りはメチャクチャ上手いけど、ものすごくはまってしまうようなキャラも出てこないよねえ。作り方が優等生的というか良くも悪くも冒険しないから心に残るキャラは生まれないんですよ。『ナデシコ』も『ムリョウ』もメチャクチャ好きだけど「好きなキャラは誰ですか?」と問われれば、「誰がいたっけ……?」としか答えようが無い(笑)。いや、そういう大人の姿勢は素晴らしいと思うんですけどね。ただ、そういう生ぬるさがイマイチ名前が知られていない理由かなという気はしますね。で、このアニメの主人公は何て名前だっけ(笑)? 『金色のガッシュベル』 第1・2話 おーもーしーれー!(c好事の宅) まあ、もともとアニメ化向きの素材でしたから余程のことが無い限りは良いものになるだろうと思っていましたが、音楽と大谷育江ボイスがついたおかげで漫画で読むより楽しいかも。とにかくこの漫画の魅力はキャラクタの可愛さと押しの強さで何気に黒いお話を勢いで楽しく読ませてしまい深みのあるお話が苦痛無しに楽しめてしまう、という部分でしたが、実に実にその良さが引き立てられてましたよ。よく分かっているスタッフに恵まれて良かった。今期のアニメでは間違いなく一番で、少年漫画のアニメ化では久々に長期政権が見込めそうなアニメですね。夢は大きく打倒ピカチュー! 大阪でも東京と同じ時間にしやがれ、チクショー! あー、しかし本当に可愛いな。キャラクタグッズ集めてしまいそうだよ。今週のサンデーのガッシュトランプの全プレにも応募してしまったし。早く、ティオ&恵やウマゴンも出てきて欲しいですね。……小学館の戦略に乗せられてるね、俺(笑)。 日本経済の分水嶺 昨日、久々に『プロジェクトX』を見ました。はっきり言って、私が一番大嫌いな番組です(笑)。いや、単純に番組としての内容、完成度は今の垂れ流しテレビ界の中において群を抜く出来だと思うのですが、あれを見て何とか自分を慰めようとしている輩が大嫌いなのです。まだ、あそこに出て来る人間を見て『自分も頑張らなきゃと思った』というのなら(それもどうかと思うけど)わかるのですが、『自分が日本人であることを誇りに思えた』『昔の世代は偉大だった』とかいう感想をほざいている人間を見るとこの国の未来も本当にねえなあと鬱が入ってくるわけです。『新しい歴史教科書を作る会』と発想は同じですね。過去の歴史を何とか美化して、自分たちが日本人であるだけで偉いと思い込むようにしようと言う考え方。肩書きを誇りたがる奴は総じて小者しかいませんが、まだ東大出身や一流企業の人間というのなら自分で掴み取ったものだから理解できる。しかし、日本人なんて肩書きはたまたま生まれりゃもらえるもので、そんなもので自分を美化できると思えるのは、まあ、ただのゴミでしょう。だから『プロジェクトX』のような番組を見て何とかてめえの薄っぺらさを慰めようとしている人間がこの国に溢れていると思うと、あの番組見る度に鬱になるので私の精神衛生上見ないようにしていたわけです(笑)。 しかし、もちろんあの番組で取り上げられる人物が偉大であることに変わりは無いわけで。特に今回はあの戦後日本の最大の発明と呼んでもいい『TRON』ですから見ないわけにはいかなかったわけです。いや、実は正直「日本は実はかなり前からWINDOWSなんかよりはるかにすごいOSを開発していた」以上の情報は知らずに見たので、あそこまですごいとは思いませんでした。そりゃあ、あのOSを見たらアメリカは危機感を感じますな。番組ではスーパー301条のせいで『TRON』の開発は遅れたと言いますが、それよりももっと重大なのはやはり『日米構造会議』でしょう。たとえ、スーパー301条に『TRON』が適用されたとしても、裏で国家を挙げてあのOSの開発を進めていればよかったわけですが、『日米構造会議』の結果によって、日本はそれすらも禁じられてしまった。土地や建設業界への大量の公共投資をアメリカに強制され、コンピューターや遺伝子工学の投資する財も全てそちらに回す羽目になった。その結果、バブル経済が生まれ、そして崩壊していくことになるわけですが……。 当時の日本の技術からいっても、経済力からいっても、あの時に『TRON』開発を推し進めていれば間違いなく今の大不況は無かったでしょう。そして、日本の技術発達は10年以上も遅れ、韓国や台湾にも追い抜かれてしまう始末。それでもコツコツ『TRON』の研究をやりつづけた男たち(笑)は立派だと思いますが、パーソナルコンピューターやスーパ-コンピューターの9割はマイクロソフトに握られるような現状では逆転は不可能でしょう。同じオープンソースのOSを求めていた中国はLINUXを適用しました。ここで『TRON』が知られていれば……、と思うと本当に無念でしかない。この10年の遅れはあまりに大きすぎた。まあ、これも50万人殺された怨念も忘れ、親米愛国とか言うわけの分からない国是を唱えつづけた馬鹿政治家たちと、そいつらに国をゆだねた馬鹿国民の憐れな末路でしょう。たしかに『TRON』を作ったのは日本人だ、しかしアメリカの外圧に安易に屈したのも日本人だ……。この状況を打破するにはやっぱり、戦争でもしてもう一度大敗して何もかもを灰燼と帰さしてリセットするしかないのですかねえ。私が生きているうちはそんな姿は見たくはありませんでしたがねえ……。 |
| SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||